◉【声明】有機農業の精神に反する参政党へ 外見はオーガニック 中身は排外主義の参政党は表示法違反です! 国際有機農業映画祭2025、2025年7月14日
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国際有機農業映画祭は、グローバルな視点から有機農業をすすめるべく、映画祭を開催してきました。有機農業運動は、自然と人との共生と多様性の尊重がテーマであり、単なる農法ではなく、私たちの生き方、社会のあり方を問うものです。有機農業を発展させる根幹は、いうまでもなく民主主義であり、平和主義です。
しかしながら、「オーガニック」や「食の安全」を掲げて人びとにアピールしているにもかかわらず、共生と多様性とは真逆な、「日本人ファースト」をかかげ、在日外国人排斥という排外主義を押し立て勢力を伸ばそうとしている政党があります。参政党です。
今、日本では農と食の危機を煽りながら、軍備の急速な拡大が進められています。戦前の日本やナチスドイツの例を見ればわかるように、国家主義、排他主義は、自分たちの邪魔になるものはすべて押しつぶそうとします。私たちが上映してきたような社会のあり方を問う映画も、その存在を否定され、国家称揚、戦意高揚の文化ばかりが賞賛されるでしょう。
参政党はその先兵の役割を担っています。参政党の存在を認めることは、わたしたちがよって立つ有機農業という思想と実践、それを表現する映画という文化の否定に手を貸してしまうことになります。
排外主義を包んだオーガニックは食べると危険です。国際有機農業映画祭の名において、私たちは参政党の存在にノーを突き付けることをここに表明します。
2025年7月
国際有機農業映画祭