Grassroots_movement

戦争法廃止をめざす東大有志の会のブログです

『ミャンマー潜伏1000日の記録”見えない戦場”は今』クロ現

ミャンマー潜伏1000日の記録”見えない戦場”は今』(クローズアップ現代5月15日)は素晴らしい内容でした。https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4902/

<番組の内容>

ミャンマーでは俳優、映画監督として有名なコ・パウさんがどうして国軍への抵抗勢力(民主派+少数民族武装勢力)と一緒に戦うようになったか、自身の潜伏生活を映画(『夜明けへの道』)にしました。

そのコ・パウ監督のインタビューや緊急来日した少数民族代表団(国民統一政府)のインタビューも交え、短い時間の中でミャンマーの現状と日本政府がなすべきことをとても正確にわかり安く伝えていました。

番組の中で上智大学名誉教授根本敬さんは「現在民主派と少数民族が互いに被害を共有し結束する中でミャンマーの国軍を押し返す勢力になっていること、しかしミャンマーの国軍は戦時中の日本軍のように負けていても降伏しない、なので国際社会はあらゆる経済制裁を進め国軍の持っている経済利権にメスを入れることが必要」と強調しています。
また少数民族代表団は「問題を起こしているのは国軍で抵抗勢力側の正当性を認め、私等との対話を重視してほしい。目指すのは全ての民族が共に暮らす連邦制の民主国家ボトムアップで作ることです。互いを理解するためには教育が必要で、それが安定した平和な国を作ると信じています。」と訴えています。
根本敬さんは「日本政府は抵抗勢力の政府のルートで人道支援をする必要がある。さまざまなNPO人道支援をしているのでそちらを支援するという方法もある」と指摘しています。